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2005.06.06

[弟から]久しぶりにノーノを、

「光と力の波のように」を聞きたくなってCDを探したが見つからない。
で、一度聞いたきり顧みなかった合唱作品集をポータブルプレーヤーのイヤホンで聞く。

「Cori di Didone」(1958)合唱と打楽器、「Da un diario italiano」(1963-1964)合唱のみ、「Das atmende Klarsein」(1980-1983)バスフルートとライブエレクトロニクス。
1曲目はウンベルト・サーバをテキストにして、日本でも演奏されてる。打楽器がいきなりガツンと来るのが、いかにもな感じだが、まだノーノ語法が確立したとは言い難く、物足りなさが残る。
2曲目は、2000年になってようやく初演され、これはノーノらしい表情が付いてる。そう、「力と光の波のように」のア・カペラ合唱版みたいだ。
3曲目を突き詰めるとカンチェリになりそうだ。
これらも現実の空間に響かせてみなければ、評価できないかも知れない。

昼間Realplayerで「Tribute to ROLF LIEBERMAN」を聞いたら、驚いたことに、こいつの情報がしっかりとあった。そしてスピーカーから流れる音がイヤホーンでよりもノリが良い。「ジャズバンドと交響楽団のため協奏曲」の成立の背景を推測してみる。NDR-bigbandというのがある。東ドイツ放送のバンドだ。それとオーケストラを共演させようという職場内の親睦みたいな企画ではなかったろうか。スコアに書かれてしまったジャズって、ジャズか?という論争があったのか聞かないが、当時のジャズは相当に悪そうな横顔をしてるが、それにしてもネチっこい音楽だ。

思い出した。
ノーノの歌曲がもう一枚あった。
「HIDE TORGESEN VOICE STORIES」に「La fabbrica illuminata」が入ってる。
このアルバムの副題はvoice and electronics、独りローリー・アンダーソンみたいなもんだ。他にシェルシも入ってる。
ノーノはテキストをパヴェーゼの断章とGiuliano Scabiaの詩から採ってる。さっきの合唱の2曲目もそうだった。イタリアの詩人に詳しくないので、Scabiaがどんな作品傾向か判らないがライナーを読む限りでは左翼系のようだ。
ノーノの弟子がヘルムート・ラッヘンマンだったとは最近まで知らなかった。
ノーノの系譜を一度きちんと調べてみよう。

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