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2005.12.11

トゥービンは無用だったね

その後、突っ込みもなく、話題はシベリウス誕生日へ移行して、トゥービンに触れることは、もうきっとないだろう。
>借りるの、忘れてた。

トゥービンは今年生誕百年だったかな。なので(?)CDショップでまとめ買いする人たちを見受ける。BISのセール中なら良かったのにね。
その脇でパスカル=ロジェでプーランクを聞いたらしく「天才!」をやたら連発する学生たちは、どうやら新たなプーランク・マニアにオルグしようと誑かしてるところのようだ。
コクトー描くところのスケッチでは「こんな奴いるはずがない!」と叫んでしまうが、サラベールの楽譜表紙の肖像写真を見たら眼が点になるだろう。そして即興曲なんかを弾き「このクレイジーなオヤジめ!」と思わず呟いてしまうのだ。

トゥービンを聞き始めたのは偶然だった。懐寂しく中古屋通いをしていると、レクイエムと交響曲10番のカップリング盤を見付けた。声楽に関心が向いてた頃なので何やらお得に思えて躊躇しながらも購入し音を確かめる以前に解説を読んで心が動いた。レクイエムは戦地での青年兵たちの手紙に仕立てたテキストを用いて書かれ、中断しながら完成された作品で、テキストの類似した趣向にはヒンデミット作品があるが、成立事情が異なる。
トゥービンが完成を躊躇った理由を察することがレクイエムの意味する所だ。
それでもこの作品は一応の完成を見た。
だからこそ躊躇いのない、他の声楽作品を聞いてみたい。

エストニアに興味を持つのはトゥール作品に出会ってからで、トゥービンはスウェーデン圏の作家と認識してたのを、聞き進めるうちにエストニアに題材する作品を知って認識が改まった次第だ。

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