Qigang Chen
1951年生まれ。
繊細なオーケストレーション。
ストラヴィンスキーやメシアンをスマートに吸収して、なるほどフランスのオーケストラが取り上げたと思わせる。
表題を掲げるが作品内容と意識して聞く必要は感じない。感触や身振りでなく、佇まいのような空気を感じるのみだ。
(暴力的な激しさは特になく)激昂するでもなく、感情の襞を探るしか術はない。積みあげるよりも蕩々と流れゆく。チャイニーズ・「エニグマ」と聞くことも可能なくらいに。
なので意識改革して、西洋の作曲家が東洋風音楽を書いたと聞く試みが必要か。。。
"Qigang Chen: Iris dévoilée; Reflet d'un temps disparu; Wu Xing" (Yo-Yo Ma, Qigang Chen, Charles Dutoit, Didier Benetti, Muhai Tang, Orchestre National de France, Bixia Wu, Luwa Ke, Shuai Ma)
"Poeme Lyrique II / Feu D'Ombres / Yuan / Yi" (Qigang Chen)
「音楽」カテゴリの記事
- Tilo Medek:チェロ協奏曲1番(2010.12.27)
- 落穂拾い:2010年に聞いたCDから(2010.12.30)
- CD試聴記(2010.10.09)
- Ravel, Piano concerto in G (L. Bernstein)(2010.07.27)
- CD試聴記(2010.07.28)
Comments