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2006.01.07

アドビの戦略から考える

CS2がリリースされたインパクトがあまり語られてないような気がする。
アドビは今回のリリースでほぼ全製品でのデータ交換が可能になった。
対応OSの問題を置き去りにしても、データ製作の現場は嫌でもバージョンアップ対応せざるえないだろう。
データの互換性という障壁が無くなったとなったら、クライアント側は何を要求するだろう。
禁句となるのは「データが開けない」だけだろうか。
これまでは保存形式が、と言えたのにもう言えなくなるのだ。
より多くの利便性からユーザーを囲い込む戦略ではあろうが、製作現場に押し寄せる副作用は膨大だ。
それぞれのソフトにさらに精通しなくてはならないだろうし、バージョンアップを頻繁にやられたら、それだけでも専門スタッフの確保が必要になるのではないか。

Macは必要に迫られて覚えましたというのが現場比率としてはまだまだ大きいだろう。
新規の専門卒採用や専門教育も対策として講じなければならない。

流通量を増やしてユーザーのロイヤルティを確保するのは悪いことではない。
が、現場に理解させないで進めると歪みが生じるだろう。と老婆心を起こしてみた。

CADデータ利用で撮影が無くなるという問題も早晩、上記に飲み込まれて行くだろう。
そうなるとカメラマンというのは何者だろう。現状でもレタッチ出来ない撮影オンリーのデジカメ撮影なんてお呼びでは無くなってる。
もちろん、アナログ製版屋の打撃ほどではないにしろプロ・ラボ経営も大変だろう。あるいはレタッチ出来ないデジタル・カメラマンで繁盛してるか。
>最終の出来上がりにも責任を持つのがカメラマンという意見もあるようだが(要は、データのプロファイルも自分が納得いくものを調整して添付するとからしい)。

デジタル革命は、ビロードとは行かない、静かな流血革命のようじゃないか。

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