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2006.03.02

最近聞いたCD

主に歌曲集だ。

アンドレ・カプレ「イエスの鏡」
ラヴェルの未発表曲か?と思いながら次第に違いを発見する。音色を探してたであろうカプレのハープ、それはドビュッシーの影なのか。
トリノ聖骸布を歌ってる訳でなく、宗教的讃歌のようだ。
>見当たらず。これか?"木管五重奏によるラヴェル" (モラゲス木管五重奏団, アンドレ・カプレ, ラヴェル, クレール・デゼール)、つうか、見つからないのは、以下では省略。

アグネス・バルツァ「ギリシャより愛を込めて」
土地の近代史に登場する有名エピソードを歌ったものらしいが、それをオリンピック開催に合わせて再版したのは政治メッセージだったろう。残念ながらここには耳に残るものはない。

ラウル・レ(綴りを確認しようとしたが見当たらない)作品集
同年代の作者によるシェイクスピなどが収められてる。これら全てのトラック中トランペット・ソロが残念な結果になってる、現代的技巧と伝統技法が同居しながらも上手い解決を未だ見出だせてないのかも知れない。「悪魔の踊り」がプーランクかストラヴィンスキーか、素朴で笑える。狙いは違うのだろうけど。
ミニマルを書いてみると良いのかも知れない。

HK Gruberの「Frankenstein!!」
ウィーン三人組の一人。自作自演で唄ってる。濁声が浅いのは録音が若いせいか。大層な悪ふざけで玩具楽器が満載だ。音のツボはわるくない。フォン・アイネムの弟子で、ヴァイオリン協奏曲は引用との対比らしいのに、原曲を知らないので面白みが判らなくて、とても残念。
(収録曲の半分を指揮してるフランツ・ウェザー=メストはウィーンに拘ってるのか。フランツ・シュミットなんて喰えない野郎もちゃんと仕上げてるし。)

Karin REHNQVIST「Sun Song」
"Rehnqvist: Sun Song" (Karin Rehnqvist, Cecilia Rydinger Alin, Niklas Willen, Sundsvall Kammarorkester, Lena Willemark)
BISが他レーベルからも集めた声楽ベスト盤。スウェーデン作家らしいがアイスランドのテキストもある。現代音楽だが、どこか素朴な響きもするのは、土俗的な物と上の世代の技法をしっかりと身に付けてるからだろうか、聞いてて安心する(つまり、自分の教養の在処が判るってことか。悪い例えでは、クレプスキュールのベルカントをThis Mortal Coilが演奏してるような感じ)。
聞いてて不思議に感じるのは、この人は省略でなく、書かないという姿勢のようなものを感じ取れるのだ。その魅力は、伊福部昭が辺境民族に題材した歌曲を残したが、そこにティプトリーJrのイマジネーションを加味したといったら言い過ぎだろうか。
雪原の呼び声。
絶句である。間違いなく、系譜は失われず受け継がれてきたのだ。ブラボー!

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アンドレ・カプレ「イエスの鏡」
ACCORD 476 742 8

アグネス・バルツァ「ギリシャより愛を込めて」
GRAMMOPHON GM474 812-2

ラウル・レ Raoul LAY (1964) 作品集
zigzag-territoires ZZT040202

HK Gruber「Frankenstein!!」試聴あり
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002RYW/503-6032940-0529569

Posted by: katute | 2006.03.05 11:31 AM

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