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2006.03.25

シェルシ/ミュライユ

かつて矢野顕子がジョン・ケージのレコードをかけていたら子供がピアノで悪戯を始めたが、彼の音楽は何が入ってきても邪魔にならない、と言った。
またクセナキスは自身のテープ作品を荒波の海岸でかけながら、音楽を鍛えてる、と言った。これはムンクが描き上がった作品を野ざらしにして日を当てながら、絵を鍛えてる、と言ったのと同じだろう。

シェルシの管楽器作品は部屋の外の爽やかな風と共演させたい。それでも作品は外部の音とは異なる個性を主張して止まない。

ミュライユの室内楽と電子音のアンサンブルは、音楽を聞いてる外で起こる物音がいくらでも入ってくる。むしろそれを狙って書いたのかも知れない。緊張を積み重ねても、キャンバスに上げられる音として意図しない偶然を歓迎してるように思える。特にWINTER FRAGMENTSは。これには珍しくユーモアを感じる。

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