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2006.04.07

CD試聴記

Anhaltishe Philharmonie Dessau
ANTES EDITION BM 31.9204

Osvaldas BALAKAUSKAS Sym.No.4 & 5

Anhaltishe Philharmonie Dessau
ANTES EDITION BM 31.9204
このレーベール、放送音源をまとめてポートレートを作ることが多く、これもそのクチ。ライヴ録音による今回は、オケのポートレート。
まずはピアノ付き交響曲、ブラームスのピアノ協奏曲2番。150年も前に書かれて演奏され続けてるのだから、もう今更良いも悪いもなく、吟味され尽くしたろうに、それでも気品を考えたり感じたりするのは時代の空気だろうか。ブラームスを好んで聞いてはいないので、作曲家の個性や主張というよりも「作品」のそれとして聞いてしまう。最近のBESTを皆もこう聞いてるんだろうな。
ヤン・リャーツの交響曲5番(1967)は、特にリズム面でジャズのイディオムを導入した躍動的な音楽を目指してる、と解説にある。
クラリネットのリフを合図にジャズっぽいリズムが現われるが、対立するでもなくオスティナート系の現代音楽が展開するので、ジャズは何かの記号でしかないようだ。後のトゥールを予感させるが、作曲家は作品について語らないのを常としてるので具体的な手掛かりはない。

Osvaldas BALAKAUSKAS Sym.No.4 & 5
自作音階で有名なリトアニアのバラカウスカス。それぞれの楽章がOcta、Hendeca、Decaと名付けられた交響曲4番は、音を手繰り寄せながら進む様が色彩鮮やかで、ヤナーチェク手前で引き返してるって感じが、また妙に粋に思える。音楽はそのまま予感に終始する。続く5番も同様で、協奏曲のような明瞭な性格を打ち出すには至らない。

この2枚は期待が高かっただけにハズしたようだ。頭を冷やしてから聞きなおそう。


思えば、リャーツはイケてる曲を聞いたことがない。バラカウスカスは前人未到の広野に独り歩を進める協奏曲が印象的だった。

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Comments

バラカウスカスの4番はバレエ音楽として聞けば理解できる。
5番は、しかし、もどかしい音楽だ。

Posted by: katute | 2006.04.10 06:47 PM

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