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2006.05.21

AFTER THE REQUIEM

またギャヴィン・ブライアーズである。

アルバム・タイトルは友人の死に書かれたレクイエムに基づくエレキ・ギターと弦楽三重奏による。
ブライアーズのいつもの路線なんだが、ジャズアルバムを期待するな、との忠告を見た憶えがある。
曲自体はギターでなくとも良いように思えるフレーズだが、ビル・フリーゼルが弾いてるせいでそう言われたのだろう。
ピンク・フロイトのサイケ調なインスト(にしては大人し過ぎるか)を聞いてると思えば、まぁ気にはならないと思うんだが。

立ち現われては消えていく。そういう意味ではイーノのコンセプトと近い。ミニマル風音楽でも、楽器もそういうものを選びそういう使い方をする。

打ち込んでしまえばそれまでなのに生身の人間に楽器を演奏させる。

意識の中のどこの層を目指して進んで行こうとするのか。気になるのは、それだ。
眠りへ誘うではなし、忘我の境地でもなく、覚醒した意識でもない。自分には、それが表層のすぐ下あたりに思えて仕方ない。自分の目線とちょっとずれた位置から世界と自分を眺めているような感じを覚える。
これに収められた曲に何かを求めても応えはないだろう。
それぞれに見える風景を見るとしよう。
"Gavin Bryars: After the Requiem" (ECM)

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Comments

音色を補強するギターの音響がすばらしい。空間を切り開いてどこへでも行ける。

Posted by: katute | 2006.05.23 07:01 AM

「AFTER THE DINNER」とすれば『最後の晩餐の後に』という意味か?

After Dinner
http://www.japanimprov.com/haco/afterdinner/afterdinner-j.html
とは関係ない。

Posted by: katute | 2006.05.26 11:53 AM

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