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2006.05.11

原田敬子

アペルギス「ハムレット・マシーン」で知り、ファウスト・ロミテッリを探してたので、ワゴンの中のictusの文字に釣られた。

「keiko harada / after the winter」
のっけから超絶技巧の連続だ。が、このアルバムの70分ほどをメール・チェックのBGMとしても自分の耳が捉われることはないだろうと、「Bone #」までは、たかを括ってた。
フランスでプレスされたのに作曲家により解説が日本語で付けられてるのが珍しい。「偏在する」と形容された原田の音楽は自分には興味の薄いジャンルではある。
しかし、カリンバとヴァイオリンが互いを真似るのは、まして文字を持たないと思ってた土俗民(カリンバ)が楽譜を演奏し、文明を象徴するヴァイオリンがそれを模倣するなどという発想(!)に、モノリスに触れたかのような激しい目眩を覚えた。
が、それも束の間、後半には意識を取り戻してしまうまでの隙があった。
これでは表現が厳密ではないな。
目眩を覚えたのはコンセプトであって、「音楽に」ではなかったろう。
目眩の瞬間に見たであろう壮大な夢は幻と潰えたのだ。
アルバム・タイトルが理解できた暁には、またいつか他の文脈で、異なった夢を見せてくれるであろう。




"keiko harada | after the winter" (Cypres)

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