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2006.06.04

合唱二題

ルーセル timpani 1C1082
有名だけど録音に恵まれない「Psalm80」がメインかと思ったが、内容を追うとそうじゃない。合唱曲集と思ったのに、最晩年のバレエ「Aeneas」が入ってて、メインは、こちら。
いつになく勇壮なルーセル。
ルーセル作品に声楽を載せると、こんなにも違って聞こえるのか。いや、ルーセル自身がここでは声楽をプラスオンするためにリッチテキストを書き起こしてるのだ。いつもより一段上を目指して作品を構成してるようだ。
そして、このバレエ音楽、こうだったっけ?
今まで何を聞いてたんだろうね。
この一枚で、これまでのルーセル像は打ち破られたよ。
エッ?ルーセルってこういう人だった?
もう少し歴史が下ると悲惨になるのだが、ルーセルはそうしない。音楽のエクリチュールに溺れずヒューマニティを踏み留まる意志を見せる。自分の汚れを見せ付けられる思いだ。

Thierry Machuel Psalm
こちらはツェランの詩からアルバムタイトルが取られてる。
まるで知らない人だけど、ずいぶんと良い。古いのか新しいのか解らないけど、真摯に音を紡いでるのは間違いない。
リゲティの過激さを引いて残った(つまり技法はそういうの)祈りのような音楽。
テキストは20世紀前半に書かれたもの。
さめざめと泣くには音楽が若すぎる。
さえざえと身に染みるには自分に経験が不足してる。

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