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2006.07.09

CD試聴記:ピアノ編

Josep SOLER : Nocturnes




"Nocturnes 1-12 / Nocturne Poem" (Marco Polo)


カタロニアの作家で、作者50歳の1985年から98年までの12の夜想曲とNocturne Poemが収められ、ピアノの機能を活かした、よく響く音楽を書いている。
このアルバムは、所々に現代的バーバルなffがあるが、それさえ気にしなければ、表題のように、郷土色を感じさせない、たゆたいの音楽だろう。




"Guatemala, Vol. 3: Manuel Martínez-Sobral" (Marco Polo)


古典形式に敬意を表したソナタに始まるので「やられた!」と思った。1879年生れなので時代の要請でもあったろう音楽形式への挑戦だろうか。続く作品でも、華麗な装飾音を多用した独特なオスティナートが見事で、高度なピアノ技術が伺える。作者自身が相当な弾き手だったのではないかな。

"Mikolajus Konstantinas Ciurlionis: Piano Works, Vol. 2" (Marco Polo)
ランズベルギスの弾くアルバムが見事すぎるので、他の曲も聞いてみたくなった。けどランズベルギスの印象を拭えないどころか、弾きっぷりの見事さがひしひしと判ってくる。
決して、このアルバム奏者が下手とか駄目とかではないのだろうけど、適わない。
チュルリョーニスの音楽は素人芸なので作曲技法が問題ではない。作品内容と、それを表現するための眼を見張るようなアイデア。それはもう、ほぼ発明のようなものだ。なので作品が持つファンタジーはクレイジーな熱気と紙一重の所にある。それを弾くのだから唯事では済まされない。
それにしても、なんで全音が出版しないのか不思議だ。

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