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2006.07.16

Evgeni Svetlanov(1928-?)


RussianDISCの契約切れ在庫処分品だが、伝統的ロシア・ソヴィエト音楽の正統な表現スタイルを踏襲した瑞々しい交響的絵画に始まる。

指揮者スヴェトラーノフと言えば自分が高校生の頃に来日した時の演奏会でチャイコフスキーを振るにカフスを直してたくらい余裕でオケに全てを任せっきりだった。一部には生意気な奴だとの反発もあったようだがアンサンブル力の高さを示すものだろう。なら指揮者なしで良いのだが。。。

どちらかと言えば民族的ロマン主義作品を書いていた人が指揮者としては前衛的な現代作品も振ってたのが面白い所。
主に50年代作品で時代の雰囲気なのだろうが、当時の教養の在処として興味深い。
作曲家として大成しなかったのは指揮者に転向したからではなく、政府が望むような作品を書かなかったからではないか。作曲の力量は素人の域ではなく、オーケストレーションも聞く限り当時の先端を吸収してた節が伺え、かなり熱心な作曲家だったと思う。政治的な前衛が持て囃されて、自由な発表の場を得ることが適わなかったのだろうか。

録音は1975年の自作自演で、当時の新作(Russian Variations for Harp and Orchestra)が披露されてる。
78年に初演されたと記載されるラプソディ2番が収録されてるのは何故だろう。これだけは他と毛色が違い楽天的な様子はない。


という訳で連休中はこのレーベルの封を切ることにした。

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