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2006.07.01

環境活動ってなんだろう

>(『環境保護活動』だね)
数日前に環境団体のイベントがあって参加した。といってもスローライフを提唱する市民等の集まりで、この日はシンガーソングライターのトーク&ソング。北欧出身で主婦である活動家の来日に合わせて開かれた。
主張することはどれもとてもナイーヴ。

原子力利用について、つい先日二酸化炭素削減のため意見衝突してグリンピース創立者のひとりが離脱したばかり、というのに、六ヶ所村反対みたいな事を簡単に言い放つ。

環境問題はあらゆる側面でトレードオフを引き起こすので、自分の生活だけ見てれば主張が通ったと思いがちだろうけど、それでも、こういう人たちといると不思議な感じがする。

脱権威主義を掲げてたはずのヒッピーが自分等の発明としてあれこれ名前を付けて流行らせようとするのが滑稽で、最近の環境運動はどう見ても遅れて来たヒッピームヴメントにしか思えない。

歴史によって打ち棄てられた地域を入植者がエコな技術で再開発し協同組合で地域通過を使いながらロハスな暮らしをする。それこそ新植民主義ではないのか?
まず守ろうとする環境の定義が曖昧だ。
先住民の知恵に教えられたとして、それは文明を拒否することではない。むしろ不適応な地理的条件に拘束された共同体への拒否反応とみれば移住するしかない。それを精神的に認めないために環境問題なんて言って主義主張としてるような感じがする。

自分も、この件を上手く整理できないのはなぜだろう?
ただ妙な感慨を抱いた。
遅れて来たヒッピームーヴメント参加者はビートルズが好きだろうか?年齢を重ねると保守的な傾向になる。嗜好も同様で中年になると、世代に関係なくオールデイズを聞きたがるのが不思議だ。

話が逸れた、当日に抱いた感慨はミヒャエル・エンデもやっぱりヒッピーだったんだろうか、ということだ。

当日集まった人たちのナイーヴな感性はホールアースカタログさえ知らないのでは、と思わせた。熱心にメモを取る娘などは恐らく新規開発されたエコ技術に心躍らせていたのだろう、きっと。チキントラクター、協同組合、共同生活、ハーブタワー等々にだ。

アフリカの片隅でコーヒー栽培しても、それで環境は守れないし、エコな生活も出来る訳でない。豆を焙煎する火力エネルギーの獲得や、その時に放出する二酸化炭素や熱エネルギー、まして輸出するとなれば移送動力源はどんなエネルギー消費をするのだろうか。来日したシンガーソングライターは帆船でやってきたとでも?

現代においてはナイーヴな環境意識は自分を裏切るだけではないかと思うが、どうだろう。環境保護という囲いの中での出来事で、動物園で見る動物のようだ(どっちが?)。

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