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2006.08.12

エストニア音楽

エストニアに興味を持ったのは亡命したてのアルヴォ・ペルトの簡潔な書法がフィンランドよりも更にシンプルに聞こえたから。ネットに接続したての頃は現在ほどに豊富な情報は日本語にはまだなく、大手レーベルの録音を頼るしかなかった。その中で、北欧音楽を紹介し現在でも貴重な存在である「ノルディックサウンド広島」の店主から、ありがたいことに、ANTES EDITIONのカタログのコピーを頂き、いつかショップの棚で出会えることを楽しみにして、今でも貴重な資料として大切にしている。が、今年春HMVのネットショップに注文を出し、ようやく先月、品物が届いた。何年間探探していたのか自分でも判らないが、もうショップの棚に並ぶことはないように思えたものばかりだ。
リリース順に並べる。

CONCENTUS
Tarmo Eespere spielt Klaviermsik vonRene Eespere

2000 YEARS AFTER THE BIRTH OF CHRIST
Peeter Vahi

Urmas Sisask
Jouluoratoorium ・ Missa Nr.4

Jaan Raats
24 Marginalien fur zwei Klaviere
24 Estnishe Praludien fur Klaviere

Jaan Raats
Sonata fur Klaviere

Raimo Kangro
Konzert fur zwei Klaviere und Kammerorchester Nr.2

ANTI MARGUSTE
Orgelmusik

EESTI PORTREED
Duo Concertante

MATI KUULBEGは品切れらしく、検索して引っ掛かったのがマシュー・バーレイのチェロ・アルバムだった。

レーベルはドイツの会社なので(正確にはウムライトが付くんだが)、エストニア語で表記されてない。そうだったら読めない。英語表記されてるものもあるので時代の変遷を感じる。
古いものでは95年、新しいところで2001年の発行。

このシリーズはジャケットが圧倒的な印象で、神話的な力で見る者に迫ってくる。

封を切るのがもったいなくて、まだ1枚しか開けてない。一番新しいところの、フルートとギターのアルバム、海辺の風景画をジャケットにしてる。なるほど、そういう雰囲気もあるだろうけど、それで終わらない。

作品リリースが進まないのは政治あるいは経済情勢の混乱が続くためか。それとも交流が進む過程で経費がかさむためなのか。
森と海。バロックやルネッサンスの遺産と20世紀初頭芸術が色濃く宿りながらも、伝統芸術に根ざした文化。ソヴィエト時代には通信技術の要衝で、現在はその安価な開発力を提供しているエストニア。

こんなことはどうでもいい。

ようやく入手できたことがうれしいだけだから。
このひと月は毎晩ジャケットを眺めてはため息をついていた。こうなってみると音が聞きたかったのかジャケットが欲しかったのか自分でも判らない。

おかげでマシュー・バーレイのショスタコヴィッチにグリンカが聞こえる気がして、繰り返し聞いてる訳だが。あるいはアリ=ザデェに山が聞こえないか、と。

で、このレーベルはメロディアから音源入手してたりするので、レコード・ビジネスのセオリー通りな展開しかしないのかも知れないので系統だったリリースなど望めないだろうと思う。

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