« 比較対照するには | Main | 雑記 »

2006.09.19

読了「天才数学者はこう解いた、こう生きた』




"天才数学者はこう解いた、こう生きた―方程式四千年の歴史" (木村 俊一)


ちと古い本だが、最近、見つけて読み始めた。
方程式をメインにした数学史(西洋)。
面白い。目から鱗が落ちる。
4千年前に2次方程式の教科書があった事は知らなかった。考えれば、2次方程式が必要なだけの経済はあった筈なのだが、あの面倒くさい数字の書き方で(正の整数とその逆数だけ)、計算出来るとは!!!昔の方が『頭が強かった』(優劣より、強度の問題の気がする)。
タルターリアの3次方程式の解の公式、4次の次元を下げられるとか、宿敵と思っていたカルダノと和解と言うか、親友になったとか。
アルフワリズミが発明してから、ずっと文章だった方程式を、そのまま計算してたとか。
ましてや、今の方程式の書き方を発明したヴィエトの業績(革命)は知らなかった。
二人の天才、アーベルとガロアにつながる解と係数の関係、対称式の研究とか、学校では今少し時間をかけると嬉しいのにと、今更ながら、カリキュラムを作る事の難しさ。
最後に、方程式の解の公式と、ギリシャの作図がピタリと対応するのは見事(というか、その線で来ているのだ)。
この事から、更に、5次方程式の解の公式には、特別な計算が必要(エルミートらが計算方法も発見済み)、つまり、目盛りの付いた物差しがあれば、作図可能と言うギリシャ時代の結論までは見事な概観。
また、ガロアらの理論が見事過ぎて、7次方程式とかは、誰もやってないのか。
でも、デカルトやラグランジュ、オイラー、ガウスについては記述が少ない気がする。
和算やアジアの数学史も知りたいなぁ。
(ちょっと、直した)

Technorati Tags:

|

« 比較対照するには | Main | 雑記 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

科学」カテゴリの記事

Comments

最近、こういう本を見つけるたびに思う。なぜ自分で書かないんだろうって。。。

Posted by: katute | 2006.09.19 10:16 AM

誰が?
何を?
この列伝もかなり調べてあるし、大変そうだ。
数学に関してなら、もう無理。

Posted by: | 2006.09.19 01:11 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 読了「天才数学者はこう解いた、こう生きた』:

« 比較対照するには | Main | 雑記 »