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2006.09.18

雑記

ユン・イサン『室内交響曲1番、弦楽のためのタピ、ハープと弦楽のためのゴンフ』を聞いて驚いた。ユンはこんな音だったろうか? ここではリトアニアの独自音階を作るバラカウスカスみたいな音がするけど、そうだったっけ? 見事に豊かな倍音とグリサンドの連続。でもホルンやチェロの位置付けが妙だ。東洋から西洋に風穴を開けたと言われた音楽がこれだろうか。取り敢えず、自分が聞いてきた音ではない。
拮抗する対立が現われず、夢は途切れる。これ自体がユンの流儀ではないと思う。

不道徳教育』所収の橘玲「はじめてのリバタリアニズム」を読んだ。自分はリバタリアニズムに接するのは初めてではない。リベラルとリバタリアニズムの対立も大雑把には理解してるつもりだ。それで自分は、やはりこういう言論は暴挙としか思えない。理論上はすべて合意するが、現実は無理だ。「小さな政府」は可能な範囲で実現すると良いだろう。でも公的サービスを必要悪として全部破壊するのは秩序の放棄に繋がると思えるので、賛成できない。まぁ、思考実験としての例示とは思うが。
フラットな世界を目指すのは、自分としては違うし、地域差が人類的に生物上なんら関わりないかといえば、残念ながら体液成分などからして医薬品でも差異が生じるのだし。まぁ、いい。実験だからね。やってみると戸惑うだろう、現実に、直面して。

『Night in Galicia』を聞き始めて面食らうのは何故だろう。
冒頭に並べられた五つの母音連結の壮大なカノン。民俗音楽でもなく、現代音楽でもなく、想像された超言語による歌唱の、常識を逸した邪道さへのためらいか。弦楽器の、駒の近く(スルタスト?)で撥弦する硬質なノンヴィヴラートなロングトーン。喉の奥で裏返される発音/発声。
そのためか、ロシア語がやけに近代的に嘘っぽく響く。
空想の国の、小人や妖精の民俗音楽(?)。。。何だか聞いてる内に楽しくなってきた。。。

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