« ロシア新聞は | Main | これをまたポストすると永遠ループになる? »

2006.10.16

雑記

郷愁をさそう鄙びた音楽は良いのだが、果たして何処までが本物か、は怪しいのがクロノス・カルテット。
神保町で見付けたセコハン、「"Pieces of Africa" (Nonesuch)」。作者がゲスト出演して色んな打楽器で参加してる。アフリカの民族楽器を模倣してる辺りは楽しい。そしてアフリカ音楽の特徴である打楽器のリズムオスティナートが和声へと変化するのが、KEVIN VOLANS:White Man Sleepsだ。それまでは打楽器や声が入ってたので素の音がするし、さらにはこれの演奏はデューク・カルテットに耳が馴染んでるので、クロノスの演奏は気が利かない未熟さのように聞こえる。

原研哉『デザインのデザイン』のアマゾン評が凄い。う〜むむむむ。。。ハハハハハ、そうか。関係者以外は絶賛してるのが面白いじゃないか。
著者は、情報デザインとして位置付けるのであって、グラフィックに押し込んではいない。むしろ、その立場はコンセプト・プランナーであって、実製作者ではない、のかも知れない。
これは戦略の教科書だ。成功していないものも含めて、実例表示してる(!)。

中西準子を読んでて思い出した。
『満州鉄道調査部』を古本屋で見付け、絶版と思い込んで買ったが、後で文庫本再発を知ってガッカリしたことがある。
>これ、見当たらないけど。
先日も『岸信介回顧録』を1800円で見付けたが、そんなはずはないと買わずに帰って検索したら、まだ20年も経たない出版で、相場は2000円前後だった。そんなものか。
江古田駅近くの古書店の棚で『澁澤翁ナントカ』という書名を失念した古書が4000円前後だった。確か明治の文豪の筆になる、何かの記念文であった。いやいや、あれは買っておけば良かった。

のだめ」でモーツァルトなど聞いて、何で自分は古典音楽から逃げたのか考えてみた。あの中間部の響きが恐い。時間を奪われそうな恐怖を感じる。
それは矢川澄子の語る澁澤龍彦の「時代」かもしれない。
高校生の時には「丘の上の詩人」が恐かった。三善晃が恐かった。恐くて、開いては閉じ。とうとう二十歳を過ぎるまで二ページ目以降を読むことが出来なかった。
そして今は、その奪われてしまいそうな感覚が愉しく嬉しい。やっと、こうして味わえる年齢になったのだろう。
そうなってみると、テレビから出る音は、演奏として不十分な仕上がりで、不満は残る。
まぁ「のだめ」、フジの月9にしては異例の丁寧さではないのか。
>意外にも良く出来ていたよ。周りのくすぐりよりも、主演級の二人が、ね。

|

« ロシア新聞は | Main | これをまたポストすると永遠ループになる? »

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

実録満鉄調査部 (上) (文庫)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022602465/
実録満鉄調査部 下 (文庫)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022602473/

岸信介回顧録―保守合同と安保改定
http://www.amazon.co.jp/gp/product/433150171X/

「丘の上の詩人」パヴェーゼ
http://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=nb_ss_b/503-6619487-9423942?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%94%83F%81%5B%83%5B&Go.x=12&Go.y=10


遠方より無へ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/456002653X/

Posted by: katute | 2006.10.17 02:12 PM

Kevin Volans: White Man Sleeps
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000003WF6/

Posted by: katute | 2006.10.17 02:22 PM

岸の名前が間違っていた。書名が不正確、って判らんよ。

Posted by: 本人 | 2006.10.17 06:04 PM

自分が見たのは私家版ぽかったけど、これのようだ。
市場価格は2000~3000円程度か。

幸田露伴『渋沢栄一伝』
http://homepage3.nifty.com/rohan/ronbun/ronbun-108.html

Posted by: katute | 2006.10.18 10:41 AM

『デザインのデザイン』にあった愛知環境博について思い出したこと。
当時は環境テロリストが集結すると煽った記事がたくさん出た。
それで、占いの先生方にお伺いを立ててた怪しい筋の人が言ったのはこうだった。「愛知博の総合プロデュースをしてるジェームス川田って知ってるか?英国王室にフォークとか収めてるデザイナーでフリーメイソンで日本の皇族とも親しいらしくて食事会とか開いて会費集めてるんだ。ジェームス川田ってのはペンネームみたいなもんだけどね」
変なキャラクターを売るのにどうしたらいいかという相談だったかされたけど、キオスクに並べればって返事しておしまい。

Posted by: katute | 2006.10.27 11:20 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 雑記:

« ロシア新聞は | Main | これをまたポストすると永遠ループになる? »