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2006.11.06

LATVIAN MUSIC SERIES VOL.2

"Latvian Music Series, Vol. 2" (Angelok)

BULAVS CHAMBER ENSEMBLEの演奏する4人の作品。
Juris ABOLTS:Trio for Flute,Viorin and Piano
作者自身のフルート演奏。ミニマル風に始まるけど、途中で尺八のような泣きが入る。声を出すのはもう少し考えても良いかもしれないが、静ひつな中に野性の鳴き声がして曲が閉じられる。

Arturs GRINUPS:Trio for Violin,Cello and Piano
音のバランスがシリアスな面持ちのロマン派的作品。全体をフーガと考えても良さそう。

Vilnis SMINDBERGS:Trio-sonata for Flute,Violin and Piano
作品は霧か雪の降る空の下を歩いてるように始まる。空気は徐々に凍えて張り詰めていくように緊張の度を増し、ちょっと幻想的な情景が展開する。木々の間に谺する声を聞いた。やがて緩やかな風が起こり雪の欠片が光る。風はさらに勢いを増し視界を一瞬奪う。立ちすくんで目をゆっくり開くと雪に湿った風の中に光が舞う。。。どこかの村はずれでまるで昔話でも聞てるようだ。
これをオーケストレーションする場合はソロ楽器はどちらだろう。

Imants ZEMZARIS:Marvel Pieces (for violin,viola,cello and piano)
4つの小品は前世紀初頭に庶民によって新たに発明された音楽形式である。
昔日を懐かしむノスタルジックでありながら風刺の効いたタンゴであり、とぼけた味のミロンガ(?)とない混ぜになったクールなジルバであり、終わらせたくないと願う幼い日の思い出のワルツであり、決意に胸を膨らませた新たなタンゴである。
そうして記憶と願いを抱いてダンスフロアで不安とともに夢を踊るのだ。
なぜこの時代にこんな曲調で現代音楽を書くのか。この曲がいちばん不思議だろう。

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