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2007.03.22

from scandinavia

magnus lindberg:clarinet quintet for b-flat clarinet and string quartet 1992
bent sorensen:angels' music for string quartet 1987-1988
kaija saariaho:nymphae(jardin secret 3) for string quartet and live electronics 1987
jukka tiensuu:arsenic and old lace for microtonally tuned harpsichord an string quartet 1990
アルディッティ弦楽四重奏団

何処を取っても現代音楽だが、現在は少し事情が変わってきてるような気がする。
二曲目がデンマーク、他はフィンランドの作曲家だ。
現在の主流はもう少し保守的な作風といって良さそうだ。
マグヌス・リンドベリの内部が非常に激しく動き、それでいてテーマが変容する様が明瞭に打ち出される緻密な計算上に成り立つ作風。もう熱いとしか言いようがなくロックを書け(!)と思わず言いたくなる。
そして次のベント・ソアンセンの癖を余す所なくあしらった現代音楽の溜息が出るように絢爛豪華な錦絵。
さらにヴォルテージをヒートアップさせるカイヤ・サアリアホの“秘密の花園シリーズ”の、多重な奥行と進行のまばゆさはどうだろう。
持っているディスクを総ざらいして聞き直すべきなんじゃないだろうか?
自身ハープシコード奏者であるユッカ・ティエンスーは初めて聞く。フィンランド音楽でハープシコードを聞くのも初めてではないだろうか。微分音ハープシコードという意欲作だけれど、電子音でも十分ではないかと思えるのが惜しい所だな。あるいは自分の耳がエストニアの作曲たちがオーケストラ楽器として組み込んでしまっている音を記憶してるためかも知れないが。

20世紀の終わりの、この熱狂はなんだろう。何処へ行ったんだろう。

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