« プログラムの天才(?) | Main | WBS:建設ラッシュのマカオ »

2007.03.13

『テレビと戦う』

現代の眼から見ると情報アクセスに不足がある。初出の掲載日とか当時の状況だ。
それでも心震わさずにはいられない文なのだ。
願わくは、これとラシュコフを併せ持つことを。

山口泉『テレビと戦う』1995年6月30日 第1発行 日本エディタースクール出版部 46-47項から引用:

人が「社会に順応する」とは……?

ところで、この体制順応型人間の育成ということに関しては、しばらくまえ、NHK「おはようジャーナル」に登場した、スペインの「ペンポスタ子ども共和国」の主宰者・シルバ神父の言葉が記憶に新しい。「共和国」の生活が映像で紹介された後、アナウンサーが「こうした自由な環境で育った子どもたちが、果たして成人後、社会に順応できるでしょうか?」と、しかつめ顔で質問する。いかにも“教育・家庭・暮らし”問題の担当アナウンサーらしい発想だ。
この質問に対し、神父は言下にこう答えた。
「われわれは、社会に順応できる人間など育成しようとは思っていません。『共和国』を出た子どもたちが、現在の社会に順応してしまうようでは、それは私たちの敗北ということになるでしょう。私たちはこの社会に順応するような人間ではなく、この社会を変革する人間を育てたいのです」
質問した側は――まさに人が自らに予想だにしなかった世界観に触れたとき特有の愕然とした表情で、口をつぐんでいたっけ。

>山口泉は、一時期、買い漁ったので、持ってると思う。こども共和国関係では、こんなのがある。
ペンポスタこども共和国スタディーツアー

"ブレイク・ウイルスが来た!!" (ダグラス ラシュコフ)
"サイベリア―デジタル・アンダーグラウンドの現在形" (ダグラス・ラシュコフ, 大森 望)
"癒すための覚醒法" (パトリック ウェルズ, ダグラス ラシュコフ)

|

« プログラムの天才(?) | Main | WBS:建設ラッシュのマカオ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

>山口泉は、一時期、買い漁ったので、持ってると思う。

その情報は届くのが遅かったかも知れない。
『テレビと戦う』の中で余りにも同時進行してると宣伝(!)されてしまったので、今日『「新しい中世」がやってきた!』を買った。
ついでに『アフリカのブリックス』と『虚飾の愛知万博』も。

Posted by: katute | 2007.03.15 05:54 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 『テレビと戦う』:

« プログラムの天才(?) | Main | WBS:建設ラッシュのマカオ »