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2007.07.22

ポスト・ミニマル?

eNsembleによるANATOLY KOROLYOV作品集。
ソプラノが歌うのはストラヴィンスキー『パストラール』を彷彿とさせるロシアの歌。弦楽四重奏が紡ぐ音はペルトの流儀ようなミニマル風。歌のメロディは簡潔で古典的でさえある歌謡形式。その場で聞いたら胸を震わせずにはいられないだろう。

そして次のMAHAKALA(BATTLE AT LOZAOVAYA STATION)では冒頭でチベットしょうみょうが唱えられるのでちょっと驚く。ペーレーヴィンの小説『チャパーエフと虚無(?)』にインスパイアされた作品。この妙なグリッサンドと倍音列を意識した、弦とクラリネットの絡み合いはどうしたことか。なんともユーモラスでさえあるチャーミングな仕立てだ。
これは、もしやポスト・ミニマルか?

作風からするとロシアの伝統を消化してるようだ。これは凄いものを見つけたのか?

これに続く収録曲はジェズアルドへの補作と、一般的な、現代音楽らしいソロとアンサンブルのための協奏曲的な作品。

他に録音はないらしく見当たらないので、作品傾向も判らない。

冒頭の2曲があまりに突拍子なく素晴らしい印象を受けたので期待が膨らむ。

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