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2007.09.17

シルヴェストロフの6番

この録音は大満足だ。
5番はソニーだった。それよりも色彩がさらに繊細を増してる。
色に色を重ねるようなやり方で響きに深みを出しているようだ。

シルヴェストロフ音楽の特徴はアンフォルメルと決めて聞いてる。音に身を晒すように音の奥へ耳を向ける。
蔭の世界だった5番との違いは塗り落とした音に音が塗られてる。闇の色だけでなく影の濃淡が彩り鮮やか。
シルヴェストロフの叙情性が昇華され豊かな響きを生み出してる。切ないロマンチシズムのはかなさを歌う。

スコアの完成度を思う時に、ふとFMスクリーニングを思ってしまう。
メンズ・エステの駅屋外ボードに貼られたポスターを電車から見る。
どう見てもグラビアスクリーンで、その網点がはっきり看て取れる。
しかしこの軽やかな色合いはベタ刷りでは出せなかったろうと思う。
接眼で見る対象ではない。
一定距離から接するもの。
ビールの電車の吊り広告にも網の荒いものがあって気になっていた。
接眼では新聞用凸版のように見えるのにシズル感が素晴らしかった。
製作者は意図的にそれまでのスクリーン技術を逆手に取っただろう。
アナログの美しさとされたグラデーションを敢えて捨てたデジタル。
洋食のソースの軽さに水を使うようになったようなもんかも知れん。

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Comments

ここは全角表示、カーニング無しで見てほしいな。

Posted by: katute | 2007.09.26 04:57 PM

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