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2007.10.04

大人の音楽って、

今聞いておくべき注目のフォド歌手ということで紹介されていたので、変わり種のアルバムを選んでみた。
なるほど。伸びやかでしなやかな声。悪くない。
ENNIO MORRICONE & DULCE PONTES : forcus
モリコーネのヒットメロディを肉声で歌うのは無理があり高音部が、それだけに切なく響く。独り内省的な時間を味わうにはちょうど良い。
そして、ふと思い出したのが、学生の頃ラジオで聞いたミルバのアルバムで、冒頭に樹齢百年という大樹をオノで打ち倒す音から始まる歌い出しの印象とその情景。
年上の人たちの、自分とは違う世界への接し方のその流儀を聞きながら、大人の音楽を思った。伝統を背負っているのかと。

今の自分が大人の音楽と感じるのは、果たしてどの年齢層が演じるものだろうか。
それとも年齢では区切れないのだろうか。あるいは、その時代なのか。

ERKKI-SVEN TUUR : OXYMORON
久々のトゥール新譜だ。これは、ここでは表題曲で新たな論理構築システムへ向かう、その道程のようなアルバムだろうか。
そして、これ以降は、このシステムが新しい作品を生み出すのだろうか。
表題曲の仕組みは、これまでのシンタックス・エラー系の論理破綻、クライシスに聞く叙情ではなく、設定軸を境界とする二つの局面を描いてるようだ。
前半では、これまでのトゥール作品より表面がツルんとして感じられ、後半では、ペーテル・ヴァーイの秘めている悪意のように感じられる。
全体がよりシステマチックに感じられるように出来ているようだ。
計算されたノイズ、しかしながら気心の知れた気易さも。訳を知ってるのではない。馴れ合いの手前あたり。そんな音楽の貌がある。

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Comments

古いテープをかき混ぜてたら出てきた。ミルバではなかった。

Anna Prucnal
http://www1.mnx.jp/~jvc2586/anna_j.htm
このページによれば「愛しかない時 (1984)」の「倒されたカシの木
Qui Maintenant Me Donnera La Main?」のようだ。

ちなみにテープの裏面にはジャック・ブレル「偉大なる魂の復活」が入ってた。

Posted by: katute | 2007.10.07 02:15 PM

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