すでに超克されたテーマ
EMI の PANUFNIK conducts PANUFNIK を今更聞いた。
背景に埋め込まれた予測不能なアトラクターの存在を疑わないが、ある種の免疫システムのような役回り。
作曲家が表現しようとする物事の不条理(?)や作品の完成度を味わうには交響曲第九番で十分だ、途中の経過作品は却って興味を薄める。
Dialogue : BAROQUE-MINIMAL
ジョン・アダムスのシェイカー・ループスとバッハのブランデンブルグ協奏曲、スティーヴ・ライヒのトリプル・カルテットを聞き比べる意欲的なアルバム。
残念なのは、基準設定なく併置してしまったこと。
音型のソックリ度を楽しむはずなんだけど、それはとても好い演奏をしないと笑えないジョークなんだけどな。
次は、ミニマルを超克した作家が現われるのを待つしかない。
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