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2007.11.08

FOLKE RABE BASTA 再聴

スウェーデンのジャズミュージシャンで作曲課の教授。

初めて聞いた時からどれくらい経ってるだろう。
未知なるものへの生理的嫌悪感から封印してきたのに不意に聞きたくなった。
冷静に聞いてみると民謡から多くを発想してることが解った。自分にそれを聞き取る耳がなかったためにいたずらに恐れていたことも。

特徴をメモすると、メロディの対句の作り方がある。例えるなら、韻文の母音に「ア」しか無かった世界に「エ」を持ち込んだようなもの。それはヨーイク(北欧の民謡だが、出囃子のような自分の曲があると聞く)から取り出したという。
また、無伴奏合唱曲などのさり気ないノイズの忍ばせ方も特徴的だ。
電子音楽もいま聞いても楽しい。これは皮肉っぽい洒落、ウィットなんだろうと思う。でも相当に気が利いてる。それはクラシックを書くぞという気負いがないせいだろうと思う。
初めて聞いた時には解らなかったけど、どこか音楽のなかにダダイズムを感じさせるものがある。まばゆい色彩を放つ所もある。が、それは意味があるフリをしてみせる無意味な仕草を思わせる。ちょうど暗黒舞踏のように。
こう書くと虚無なのかと思われそうだが、これは形式を装ってるに過ぎない。音楽は実に細やかに豊饒だ。

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