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2008.02.10

雑記

地表に張りついた苔を持ち上げる霜。午後の日差しに暖められて雨のような雫を垂らす樹木。小春日和の青空。下生えの上に斑に溶け残った白さが根雪を想わせる。

自然がどれ程に何を恵んでくれるのか。鮮烈な色彩と大気の温度が全身に染み渡るようだ。

無人の山中でなく光が丘団地の植え込みの風景でさえ新鮮な驚きに満ちて自然の神秘が芳しい。

今日この時間にこうして大気に触れなければ地上のこうした姿を確認することがなかったろう。

それらをすっかり日常で失ってしまっていることを思い出しながら、アスファルトや舗装道路ではただの濡れた、水溜まりでしかない雪解け。人はそれを理解しているからそこに身を置こうと大勢が出掛けていたのだろう。


夜になり三善晃の「変容抒情短詩」が妙にしっくり聞こえるように感じる。これ程に三善作品を身近に感じたのは20代の頃だったろう。いかにもパリ音楽院くさい雰囲気でいて日本的な音の運び。

思えば「交響三章」にギロが抜けてるじゃないか。何度聞いても必要だ。


ビアンカ・タム『阿片茶

デボラ・モガー『チューリップ熱

木下玲子『欧米クラブ社会

各105円。

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