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2008.02.05

耳の境界線

そこには国境(くにさかい)があるのだが越えてしまうとどうにも判らなくなる。


フィリップ・グラス交響曲第8番を聞き、その楽団がリンツ・ブルックナー管弦楽と知るにつけ、なるほどなぁ、と感心する。指揮者のデニス・ラッセル・デイヴィスとてブルックナーも振ればカンチェリも振る人。音に対する厚み、好みとでも言おうか、同質性が認められる。


そうして松村禎三を聞き直すと、作家が悪いのではなく録音が絶対的に駄目なのである。

40歳で書かれた大阪万博のための音楽の驚くべきパワーの音響も、それ以前の交響曲さえも。

しかし、この60年代とは凄まじい時代だったのだな。今これを書けるのか?

せめて演奏と録音は出来てほしいものだ。と、言うのは、これらタワー・レコードの企画物、録音が古くて(歴史的な正当性は在るが)音が怪しいうえにマスターのノイズが邪魔する。

三善晃ではピアノ協奏曲のピッチが気になる始末。そういう設定だろうか?この素晴らしいマルテラートの打鍵と、ヨレヨレの絃を聞き合せろと言うのか、やれやれ。

それにしても三善の20代の作品を今書ける奴は居るのか。

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