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2008.03.22

CD試聴記

CHARLES KOECHLIN
Vocal works with orchestra

全歌曲ではなく、これまでに録音のないものを選んだらしい。
表現的にちょっとはずれてる所もあるけど後期ロマン派だ。
自分にそうした(表現を受容するテンポとしての)速度感がなかったので馴染めなかったので、飽きるかと思ったけど意外と、これは悪くない。声域と器楽バランスが好い。
時代遅れで忘れ去られてもおかしくはない、過日の面影を宿す感傷的な歌。だから聴いてしまうのかな。
歌曲の合間にオーケストラ小品を挟んで間奏曲としてるのでアルバムとして通して聞けるように編んであるのだ。

Nikolaus Brass
String Quartets Vol.1

2、3番の弦楽四重奏曲は技法の宝庫だ。聴けと無理強いせずに気にせず聞き流すことも可能な音楽を造り出してるのが面白い。
小手調べに書いたものか短い小品集は、人懐っこい民謡の趣き。

Ahmet Adnan Saygun
YUNUS EMRE − oratorio

冒頭と終曲が英国風な響き(特にディーリアスを思わせる)、全体にはドイツロマン派の作品として立派に通用する。作者の腕前はそれだけ見事なのだ。間にトルコのアクサク・リズムを挿入してるのも野趣ある効果を醸してる。
これが、ドイツ語で歌われたためだけとは思えない。バルトークの民謡収集に同行したとはいえ、この作品はバルトークの死後に発表され、作者の出世作となった。
そう思うと、難しい。
当時は、トルコにも作品を書ける人材がある、とされたろうけれど、現在の視点からはそれだけでは許されないだろうな。
作品を評価するに足る演奏が必要だ。

OSVALD GOLIJOV : AYRE と HK Gruber : Frankenstein!! を変わるがわるに聞いて、芸人てのは一芸を持ってる人だとつくずく思う。
ポーランドのピアニストの寄せ集めアルバムで偶然デイヴ・グルーシンを弾くのを聞いて思った。これって久石譲のモトじゃないか、久石が二次元だとしたらグルーシンは三次元だ、と。ナウシカがシュールホフだったりしたので今更だけど。

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