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2008.04.15

エルサレムの四つの門

The Gates of Jerusalem

それが何を指すものか私は知らない。
海外のサイトよりも為替換算して安かったから購入したBronius KutaviciusのCDアルバム。

世界が存在するよと知らせるために楽器が音を出す。まだまだ出す。かなり長いこと出している。ひょろひょろと音だけ出している。
ようやく門に辿り着いたらしく、門が開く轟音が響く。門扉を引く綱を巻き取る木製の歯車が浪々と音を立てて軋む。
ここまでに東の門たち、北の門たちを通り過ぎて来た。トラック・タイムを見ると40分弱が経過している。
音楽らしい音はこれまで聞こえなかったが、南の門たちがようやくに序奏のような音楽を奏でる。それでも聞き慣れた音楽とは大分掛け離れた音楽だ。
西の門たちには慈しみの聖母Stabat Materの副題があり、西洋音楽以前の聖なる印を描くかに歌声が響く。そして唐突な感じで西洋音楽らしくなってる。いきなり西洋の英智を授かったかのよう。

ひょっとすると、原始美術の聖なる印がキリスト教に変容する様を見せ付けられたかのような気がする。

新天地を希める物語なのかも知れない。
そう期待して異教の響きを待っていた。
ノイズではなく情景でも描写でもない。
蜃気楼のような永い道程の果ての解逅。
二度と戻れない旅路の果てでの出逢い。

無言劇か舞踏を観た後のような感じが残る。

補遺:東、北の門は、それぞれに遍歴を内包しているのを聞き直して確認。それも、かなり西洋的な書法が中間部に挟まってる。
なので(?)、音楽的に聞きたいなら、やはり南と西の門だけ聞けば良いだろうか。

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