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2008.05.25

ラヴェル評伝を読んで

人生の時間を考えるようになったので、示唆に富んだ経験だった。
今生で叶うか判らないが、やはり書いておきたいアイデアがある。

ラヴェルの、ピアノ三重奏曲はピアノが主人公を張っているので後にヴァイオリンとチェロのための二重奏曲を書いたのだと思っていた。
ピアノ三重奏曲の浮遊感覚は調性音楽の賜物だろう。ピアノ弾けたら堪らないだろうね、これ。
二重奏曲を理解するにはファリャのハープシコード協奏曲を聞く必要がある。相互にメタテキストとして互いを必要とするように思う。ファリャの中間楽章の解釈によってラヴェルの二重奏曲の解釈が異なるだろうと思う。フラメンコ、それも古い時代の形式の。
そう考えるとエスクデロのピアノ協奏曲はラヴェルの左手の影響というより、ラヴェル作品さえもバスクの影響の産物かも知れない。


『ラヴェル―生涯と作品』

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