『アメリカン・バブル』読了
これは面白い本だ。
後向きの預言者と言うに相応しい。どこを取っても興味深い実験が記されてる。
おそらくは日本のテレビの情報番組はこれを素材としてるのではないだろうか。
時代感覚を共有してるのが恐ろしくなる、そういうレポートでもある。
以前に新雑誌のパイロット版に係わり、その後の立ち上がりを周辺から見守っていた。その時の感覚を思い出す。
今にして思えば上層部に望まれていた結論はジェネレーションCだったんだな。
スタッフに周知徹底できなかったのは編集長を買い被り過ぎたからだろう。雑誌戦略のない人だった。正確には自己目的的な人物で読者とコミュニティ形成はどだい無理だったのだ。
世代論として括ると実は面白くない。
独立国家の形成が不可解な陰謀に満ちている、もしくは不正の上に成立したことを思い起こすべきだろうか。
自由の国アメリカ?本当にそうなのか。
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