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2008.06.21

雑記

古本購入
欧 陽善『対北朝鮮・中国機密ファイル―来るべき北朝鮮との衝突について』
木下 玲子『インフルエンシャル―影響力の王国』
前者はその筋で話題だった。
後者は1991年12月の初版、著者デビュー作。それにしても出版技術の変化に戸惑う。最近のものと比べて歴然とした差異が目につく。掲載写真などは印刷物原稿としても、最近ではその画像品質が向上してるし、当初からデータとして出現してるだろう。

ソニークラシカルが、しばらく前に選集を出したブーレーズのラヴェル歌曲とルーセル交響曲3番のカップリング久しぶりに聞く。
マラルメの3つの詩がよそよそしく、マダガスカル島の土の人の歌が客観性に乏しく、ドンキホーテとドゥルシネアは張り合いもなくて、5つのギリシア民謡はテオドラキスを知った後では不細工な仕上がりだ。
ラヴェルのテキストに対する超自信満々な態度から察するに、明確な意図が作品に設定されてと考えるべきだろう。
マラルメを官能的に(というのは観照する主体と作品が同化する意味で)あるべきで感情に揺れてしまった方が作品を味わえる。
マダガスカルは植民主義の遺物と批判されたテキストではあるが、異文化への畏怖を象徴するような理解を拒絶する無表情があって良いだろう。そしてこの作品はバルトーク『青髭公の城』をコンパクトに凌駕している。
ブーレーズの演奏は作品に圧倒されてしまってるのかと疑問が湧く。
ルーセル交響曲の色彩を無視した細部の仕上げは音色を理解しないからではないのか。冗舌で豊穣なルーゼルのオーケストレーションを台無しにしてる。これがハルサイ・マニアを熱狂させたブーレーズなのか?

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