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2008.07.22

Indra Rise

ラトヴィア出身で同世代の作曲家のほぼ10年前のdacapoレーベルのアルバム。

冒頭の歌曲集はロマン派、シェーンベルクのピエロ以降の、ラヴェルのアンサンブル伴奏作品を特に思い出させ、こうした編成作品をルーセルが試さなかったことを残念に思う。
(演劇的な表現に関してはMathias Ronnefeldを意識しない訳には行かないだろうけど、それは別な機会に譲ろう。)

三つの彩色された物語、はまずラヴェル「水の戯れ」を思い出さずに置かないが、スクリャービン、シャブリエ、スコット・ジョプリンを思い出さ、習作臭が強いが、一方でシルヴェストロフのキッチュ・ミュージックを意識させもする。(ラトヴィア作家の作品を具象化したそうだが。)

弦楽四重奏曲では、作品が完成してるにも関わらず、個性的な方向性を完全に表現する術をまだ身に付けていない可能性を聞くことが出来る。

暗闇からの脱出、は管楽器のための作品が現代では楽器を保持するための練習になりがちなことを思い出させる。バッハは楽器の上で指が踊ってるぞ、と言わんばかりに。楽器から搾りだすように音楽を作るのがいつのまにか現代風になってしまった。

幼年期の絵、は作者のロマン派としての面目躍如といったところか。ここから冒頭の歌曲へと向かったらしいので、この先を聞きたい。
(無理矢理にシルヴェストロフを見るならば、「ラリッサのためのレクイエム」へ向かうのではないかと予想する。)

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