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2008.10.22

現代思想 2008 vol.36-10 8月号 特集ゲーム理論

現代思想 2008 vol.36-10 8月号 特集ゲーム理論
小島寛之氏目当てで読んだ。以下はエラそうに書く。

討議(対談)と記事があったが、どちらも、良かった。
記事では、ライアーゲームを例に取り、現実をゲームと見なすだけではなく、その結果として、現実に合わせてゲームのルールが変化・流転するのが良いなぁ。

他の筆者では:

神経系の話が対極的な内容で2つあった。結論:茂木先生は休まれては如何だろうか。

選挙と政治の考察はどれも良い。
フェミニズムのは、読み飛ばした、。宗教(旧左翼)みたいな書き方だったので。

だが、真に特記すべきは、「Power to hurt 戦略的思考と暴力 / 竹田茂夫」での冷戦構造を決定づけた理論家、トーマスシェリングの理論の分析。
話し合いの通じない相手に対するゲームの成立条件をめぐるものだが、結局、暴力と暴力の示威だけというのが、彼らの結論。
なので、核を保有する事が核戦争への抑止力として採用されるのだが。
実際には、その戦略は間違っていたのだ。冷戦終結後のグロムイコ、マクナマラらの対談で核戦争回避は偶然の結果と判明したが、誤りを認めなかった(無視した)。
木下 玲子『インフルエンシャル―影響力の王国』読んで感じた、その時代の背景が今の時代にも滲んできていることを痛感した。小和田氏とか、色々、現役時代の活躍活動があっての事なのだな。

『現代思想 2008年8月号』
■連載——日本を問い直す 第7回
  いま、「脱亜論」 を読む / 川田順造
■連載——家族・性・市場 第35回
  有限でもあるから控えることについて 7 / 立岩真也
■特別掲載
  宮廷文学におけるジェンダーとセクシュアリティ トークセッション / 上野千鶴子+木村朗子
特集=ゲーム理論 非合理な世界の合理性
【討議】
関係性の社会思想へ / 松井彰彦+小島寛之
【ルール】
ゲーム理論のキーワード / 渡辺隆裕
【歴史】
ゲーム理論の成立と展開 / 岡田章
【実験】
「合理性」 再考
 ゲーム実験はゲーム理論の経験的妥当性の検証に使えるか? / 関根崇泰+茂木健一郎
意図に反応する市場 / 西村直子
【思想】
経済学におけるゲーム理論とは何か / 松島斉
戦略均衡とのつきあい方 / 丸田利昌
【社会】
社会の 「協力」 に、理論はどこまで迫れるか / 小島寛之
アメリカの選挙・日本の選挙 / 和田淳一郎
【インタヴュー】
Power to hurt 戦略的思考と暴力 / 竹田茂夫
【資本主義】
蝶つがいを外せ グローバルな源蓄と再生産の政治 / 足立眞理子
フレキシブル・パーソナリティ 新しい文化批判のために / ブライアン・ホームズ (訳=高廣凡子)
■研究手帖
  精神病理学を自然化する / 高畑圭輔

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