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2008.11.24

読了『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』


ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT)』

あのティプトリー・ジュニアの連作短編集。前書きと、短編3作。それに、訳者の後書。キンタナ・ローと言うが、今で言えば、リゾート地のカンクーンと言った方が通りが良いと思う。
舞台は、すべて海岸か海で、主人公(初老、ダイビング中毒、実験心理学者、作家)が話を聞く構成。
2話目だけ、神秘な主題だけど、他の2つの話は、人間に対する、悪意と言うか、人間に敵対するものを描いていると思う。
手練の筆致で、あっさりと波に攫われるように、気がついたら、海のような、神秘のただ中に、放り出されてしまう。2話だけこじつけがあるが、他は話の他に、証拠も何も無いという、かなり洗練された、説話のようなファンタジー。
後書の方がよほど、泥臭いが、こっちも興味深い。

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Comments

サファリについて知っておく必要がある。
海洋サファリとでも呼ぶのか。
「とったどー」というテレビ番組が自然に対して何をしてるのか理解が及んでいるか。
それが自然と人間の関係だろう。

Posted by: katute | 2008.11.24 at 12:21 PM

それはそうと、『愛はさだめ、さだめは死』を意識のどこかに置いて読んでたので、まるで煙に巻かれたような印象が残ってる。

Posted by: katute | 2008.12.02 at 11:22 AM

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