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2009.01.25

『死体闇取引』


アニー チェイニー『死体闇取引―暗躍するボディーブローカーたち』

アニー・チェイニーのこの著作の、冒頭に据えられた事件で真に迫ってくるのは事件の異様さよりも逮捕された人間の人格の変化が見事に捕らえられてることではないか。その瞬間を迎えると抑えきれない興奮が吹き出す。それが異様な光を放つ。

調査された事実は、死者を鞭打つ悪魔の行為だろうか? 無知による下等な過失だろうか?

あまり自分の守備範囲とは言えない読み物だが、これは『犯罪商社.com』の延長にある。
ある種の倫理や価値観に対する挑戦は経済活動からやってくる。

それと突如、映画「おくりびと」がアカデミー賞にノミネートされた理由が、これを読んで判った。
こんな目にあってるなら、映画のように「おくって」ほしいと切実に願うだろう。

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Comments

死体業者も宅配便を使ってるからね。

ペットショップのオーナー仰天、熱帯魚の代わりに遺体の入った棺おけが届く−米国
http://www.web-tab.jp/article/6421/

Posted by: katute | 2009.03.16 12:51 PM

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