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2009.02.26

commentary on a vision

ずっと忘れていたalexander raskatovの、この曲を聞き直したらトゥールの交響曲4番を思い出した。
打楽器奏者とオーケストラのための作品て、しつらえが似てるからだけじゃなくて、書かれた発想も、そうじゃないかと思ってしまって。

ラスカトフはソ連崩壊後にドイツへ移住。国内事情が良くなかったのだろう。

この作品は、その前に、自己を模索するもので、ソ連で初めて打楽器アンサンブルを組織したMark Pekarskiの楽器コレクションを遍歴するようにして音が進行する果てに、ロシア教会音楽とユダヤ的要素の融合したフレーズに行き着く。それで音楽は、だから終わりだ、という幕引きを迎える。

これの連作xeniaは、さらに興味深い。
星の瞬き。それを見ている主体が何処なのか、つまり空の下に何があるのか、様々に考えてみる。星は瞬く。見ている側は肉眼から望遠鏡に持ち直したようだ。そうこうしてる間に地面から何かの胞子が発芽して空へと伸びている様子。星は瞬く。時間は止まっていたのか。
まるで、浦島太郎か『コスモス』のような話じゃないか。

これがソ連崩壊の頃の精神の遍歴の記録という訳。

ペカルスキの打楽器のためのサークルがあったのだろう。
VOLKONSKY、RASKATOV、WUSTIN。KORNDORFは聴いたことがない。

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