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2009.05.17

CD試聴紀

ゴドーを待ちながら何を期待する?

THIERRY PECOU
L'OISEAU INNUMERABLE
フランス鍵盤音楽の歴史を知らぬ
誰が小鳥を鍵盤のせた?
シンプリシティの疑問が浮かぶ
あっさり表面加工とリニアな叙述、こんなにクラスターを叩いても音が濁らずスッキリした演奏。個性的だ。
Petit Livre pour clavierが、複数の鍵盤楽器を操り音色に気を遣っていて最も面白かった。
ラモー?ラモーねぇ。。。

DALBAVIE・JARRELL・PINTSCHER:FLOTENKONZERTE
PAHUD
表紙でエマニュエル・パユが手にしてるH管を履かせたフルートは、なるほどシルヴァー・オダリスクだ。
ダルバヴィーは歌心とは異なるメカニカルな美しさ、演奏の見事さがある。
ジャレルは以前に聞いた室内楽の緊張した音の世界ではなく弛緩した、あるいは止まった時間を追求してる(と、くどくど解説に書かれてるので新発見なのだろう)。
ピンチャーは33歳で亡くなった作曲家の遺稿を完成させたというもの。
と、三人のそれぞれに異なるスタイルで単一楽章の音楽が並ぶが、進むにつれ内向的な度合いが深まる。
様々な技法が盛り込まれ見事な演奏を見せるも、何故か(作曲における)大胆さに欠ける気もするのだが。

さてそれではドイツ勢をDEUTSHER MUSIKART・EDITION ZEITGENOSSISCHE MUSIKという厳しく長ったらしい名前のシリーズから。
Sebastian Stier
(ドイツのインテリの特徴を表すかの風貌が、外資で投資銀行家やってる高校の同級生に似てて失笑。)
音楽は、面食らうほど手抜きなしに上出来です。
やっぱり自分はコッテリ目の音が好みなんでしょう。これでは上記のフランス勢では物足りなかったのも無理からぬこと。好いですこういう中央ヨーロッパ的な音。
クセナキスに混ぜたら間違いそうだ。
ボーイ・ソプラノの歌曲が、遠慮気味でちょっと凡庸に聞こえるかな。

Erik Ona
は?これは。。。やられた!
ぶっ千切りだ是、見事だった都会の叙情。
なんでこんな理屈の固まりが歌ごころにあふれてるんだ?
洗濯機と歌ってたって子供の頃のエピソードなんかに惑わされるな!
繊細な暴力を奮うピアノの四手、六手とか、指摘したいことは色々だけど、メゾソプラノとチェロの「五つの歌」が、まさかの出来栄え。

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