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2009.05.13

読書メモ

ダン・バートン『ブラックアイス

』、その筋の専門家と思ったのだが、まえがきでうんざりだ。911やアルカイダで気を引こうとしてるのが、冷静さに欠けるように見える。
ましてや“新型インフルエンザ・フィーバー”の昨今、情報戦的観点から既に色褪せて見える。

組織犯罪として取り締まろうと考えてるのか?ならば『犯罪.com

』やジョヴァンニ・ファルコーネ『沈黙の掟』とは相容れず私の思い違いだったことになる。
もしかすると、この著者は犯罪を理解してないかも知れない。そう危惧するのだが、どうだろう。

『沈黙の掟』は、文化人類学的な比較文化論レポートだ。その範囲での読書においてはシニフェ/シニフィアンという懐かしい読解技法が試される。
しかしコーサ・ノストラ(訳者後書が秀逸な解説だ)という独自の文化は国家への挑戦という現象を生み出した。これは組織なのか?習慣なのか?それとも宗教なのか?
そしてファルコーネのメンタリティの危うさ。その定義さえ難しい。
フリーマントル『ユーロ・マフィア』が道徳論に関する著作だったとしたら、このインタビューは別世界の啓示なの書だろう。

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