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2009.06.08

CD視聴記

ラトヴィア

PETERIS VASKS
PATER NOSTER・DONA NOBIS PACEM・MISSA
ヴァスクスの音楽にしては起伏に乏しくサラッとしてる、
もっともミサはアカペラを後に弦楽合奏を加えたのだが。
どんな映画が好きかと聞かれヨーロッパかと呆れられる、
アクションやスリルでもないそんな映画を一本観たよう。
しばらく他のことを考えたり何かをする気にはなれない、
じっくり体中に染み入るのを待ちながら目を閉じている。

KAMER...
DAWN IS BREAKING
1990年創立の、KAMER...青年合唱団のデビュー盤(?)。
前半はマーケット向けご挨拶で現代音楽風、後半は民俗音楽風。
ギドン・クレーメルが登場するヴァスクスの「野の風景」はヴァイオリンとチェロの背景に母音唱法を聞く、霞煙るような音の絵。あるいは交響曲第一番の簡易版。
冒頭のAmazing Graceは避けたかったね。葬儀で歌われることの多い霊歌だから、気分を引きずられる。
それにしても、熱烈な音楽。
後半の経済効率の良いアンサンブル。kokleはツィターや、フィンランドのカンテレの仲間だろう。
伝承詩を用いても民謡でないからコブシはまわらない。

実は、こうしたマイナー・コード主体の音の響きが女流作曲家のものに多い。違いがあるとすれば形式感や力の表現ではないかと思う。

PETERIS PLAKIDIS
Music for String Orchestra
「ピアノ、弦楽器とティンパニーのための音楽」は、解説にはバルトークが上げられてるが、ピアノ書法はシチェドリンとウトヴォルスカヤの間に置いてみたい、ちょっとした変奏曲だ。
「風と血の歌」、舞台を観るような音楽。悪い例えをするならディズニーランドのライドみたいな状況を思い浮べる。言い伝えの語り部の登場だ。
「ふたつのオーボエと弦楽のための協奏曲」、悲劇の中の、悪戯っぽいくすぐりのパントマイム。技巧小説のような一編。
「ふたつのヴァイオリン、ピアノと弦楽のための交響譚詩」
1969-1991の間の作品。むしろ社会主義リアリズムを思い出すべきなんだろうか?
アルバムの編み方を考えてほしい所だ。
小振りな印象しか残らないのに全てを聞いた覚えがない。こちらの聞き取る能力を超えた何かがあるのかも知れない。
このレーベルは放送音源をプレスしてるのかも知れない、マスターテープのホワイトノイズを除去してない?


それにしても
円高で底値を打った時に注文を入れたCDがamazonから届く。
ジュエルケースが割れてる物や包装が雑なのが目に余る。
再度の入荷は無理と判断して返品はしないことにした。

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Comments

そう言えば、この国もアイスランドみたいに破綻が迫っててEUが色々に口利きをしてたね。
ソビエト崩壊後すぐに、隠し口座や特別預金とか変な人たちが日本でも動いてたのを思い出す。

Posted by: katute | 2009.06.29 at 04:05 PM

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