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2009.06.10

読了:チャールズ サイフェ『異端の数ゼロ―数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念

「無限」に挑む物語を読んでから、図書館で探すと、単行本の方のチャールズ サイフェ『異端の数ゼロ―数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念』があったので、借りて読んだ。
小島先生の言うように、ゼロ(と無限大と無限そのもの)を中心に、科学、数学、哲学の発展を記述するのは、意外にもいい視点だ。
なぜ、キリスト教が異教徒のアリストテレス哲学を信奉していたのか(途中で改革しそうになったのが公会議前後か)、これは専門書を読めばどこかに書いてあるだろうけれど、この本で初めて知った。
概念の起源とか、細かいところで、以前に読んだアルキメデス写本(このエントリ参照)と交差する気がする。知識がネットワークを張る、いい感じ。
極限の説明は、簡単過ぎて、イマイチだが。
この著者の本なら、文句無く推薦出来る。
目次だけ引いておく。

第0章 ゼロと無
第1章 無理な話―ゼロの起源
第2章 無からは何も生まれない―西洋はゼロを拒絶する
第3章 ゼロ、東に向かう
第4章 無限なる、無の神―ゼロの神学
第5章 無限のゼロと無信仰の数学者―ゼロと科学革命
第6章 無限の双子―ゼロの無限の本性
第7章 絶対的なゼロ―ゼロの物理学
第8章 グラウンド・ゼロのゼロ時―空間と時間の端にあるゼロ
第∞章 ゼロの最終的勝利

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