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2009.06.04

餃子の記憶

餃子の王将が好調で500億以上の決算を発表したそうだ。
冷凍餃子事件を思い出す人は少ないが、餃子が狙われたのは、シンクタンク調査で食卓の写真を集めたところ、ダントツで餃子だった。
安いし調理のライヴ感があるしボリュームもあって、人数にかかわらず煮ても焼いても鍋でも食べられる。それが冷凍餃子の人気だった。
事件後安全を求めて手作りへ若干の移行が見えたが結局は調理の手間さえも省ける外食を見付けた。それが売上を支えた理由で、遅蒔きなチェーン店の経営努力はあって当然なことをいまさら気付いたに過ぎない。
回転寿司、焼肉は高級食材の大衆向け改良で、牛丼、天丼はファストフードとして。
餃子のポジションは、未だない。低価格な中華料理チェーンで、実際にはサービス品目当てにサラリーマンの宴会などが週末にあり、平日は天津飯が人気なように見える。

飲食店のポジショニングは高級店と大衆店の二極経営が進められ、安近単が市場を席巻してしまい消費意識から中流が激減、欠落してしまった。

今から30年ほど前、餃子の王将は都内では知名度もサービスの質も低い、安くて不味い餃子を食べさせる店だった。
その後も都内では振るわず、最近までスケールメリットの出せない出店は清算が続いていたように見受けられる。
業績は時流に上手く迎合したからと考えている。

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