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2009.09.09

残念なセヴラック

テレビで舘野泉を取り上げていたのをちらっと見て、ホロヴィッツが晩年、日本での演奏で「割れ瓶」と評されたのを思い出した。あの時は再度来日して奇跡のカムバックを果たしたのだっけ?

舘野は病で倒れる前に自身の音楽人生の記念の節目にセヴラックでアルバムをと思っていたが、レコード会社が乗ってくれなかったので自主制作したのをフィンランディアがリリースしてくれたと書いていたように思う。
チッコリーニ版しか聞いてなかったので、全音から出版された楽譜を開きながら期待して聞いたものだったが、既に指が絡んでいたのを訝しく思っていた。
それから暫らくして倒れたと聞いた。
舘野の青春時代の想いを籠めた演奏だったはずと思うと今も悔しい。

ナザレーの泣き笑いの表情が生き生きと個性的で、いつまでも新鮮に思えるのが慰めか。

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