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2010.02.20

『ディズニー伝説』


ボブ トーマス『ディズニー伝説―天才(ウォルト)と賢兄(ロイ)の企業創造物語』


副題「天才と賢兄の企業創造物語」
ボブ・トーマスの前作『ウォルト・ディズニー』が個人伝だったのに対して、よりビジネス面に注目し、細かなエピソードを積み重ねて、番頭役のロイを含めた家族の物語に仕立てている。
『闇の王子』のような直接な言及はないものの事業調査会社や提携を申し出る企業名が物騒な所だったりする。その背景がまるで語られないのも余計な憶測を呼ぶ。
前作と重複する内容もあるが、それでも、ここで初めて知ったエピソードもあり、視点を変えると見えてくるものがあると知らされる。
ミッキー・マウス法の異常さは、例えばライト兄弟が生涯を通じて訴訟に明け暮れたような哀れさをもよおす。そうした時間の積み重ねが解けないもつれとなってしまった。そこにデビッド・スミックの言論同様に取り返しのつかない悲しみを感じる。

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