CD試聴記
多国籍/無国籍 音楽
KATE PRICE
the isle of dreaming
ジャケ買いの一枚。
Hive
Gamulan Madu Sari
TRIO TZANE
gaitani
MAYA BEISER PROVENANCE
Kayhan Kalhor I Was There
Djivan Gasparian Memories
Tamar Muskal Mar De Leche
Douglas J Cuomo Only Breath
Jimmy Page & Robert Plant
arr. Evan Ziporyn Kashmir
彼女の十八番、多重録音を駆使した多彩な演目。自家薬籠中の手慣れた技法には、かつての冒険は見当たらない。
MICHAEL NYMAN & MOTION TRIO
PHILIP GLASS
SONGS FROM LIQUID DAYS
DESTINATIONS
ORCHESTRAL WORKS FROM LATIN AMERICAN COMPOSERS
スティールドラムなどソロ楽器の音色が楽しいモラヴィア(ピアソラのみスロヴァキア)のオケによるラテン・プログラム。
サキソフォン四重奏
DEUTSCHER MUSIKWETTBEWERB・WINNER 2008
sonic.art Saxophonquartett
cool rhythm
clair-obscur
Siegfried Matthus : Phantastische Zaubertraume
Bob Mintzer : Rhythm of Americas
多国籍/無国籍 音楽
KATE PRICE
the isle of dreaming
ジャケ買いの一枚。
HAMMER DULCIMERとはなんぞや、と思ったのも確か。
強くアイルランド風のフォークロアを感じさせるけれど何処のものと判然とはしない。そうした響きに奥行を添えるのは、モダンな音楽スタイルを吸収して様々な楽器が登場するから。歌詞もメロディも不思議と素敵だ。
初めて聞いた時には、オスティナートが凡庸な気がしてならなかったけど、こうして様々な楽器の音色が交ざって行く様を聞くのは楽しいことではある。
しかし様々な楽器を駆使するのは、それらを逃れるためかも知れない(バグパイプはないがオーボエやサックスはある)。何処から来たかは知らせず、伝えたい音だけ出す。流浪? それがジャケットの意味?
エンドレスに何度も飽きるまで聞く。
Hive
Gamulan Madu Sari
西欧人によるガムラン楽器アンサンブルが奏でるポピュラー音楽集。
東南亜細亜の熱帯夜を想わせるガムラン風音楽と洒落てハズした英語のラブ・ソング(?)。ゆえに煩悩な響きあり。
TRIO TZANE
gaitani
ブルガリア、ギリシア、トルコなどの伝承歌を三人の女声が歌う。ルネッサンス歌曲と民謡の間の味わい。
アレンジはオリジナルで民俗色は控えめに、器楽プレーヤーがゲスト参加する。作曲家側からのアプローチだけでは不足な部分があるのだろう。演奏側からの意見ということだ。
MAYA BEISER PROVENANCE
Kayhan Kalhor I Was There
Djivan Gasparian Memories
Tamar Muskal Mar De Leche
Douglas J Cuomo Only Breath
Jimmy Page & Robert Plant
arr. Evan Ziporyn Kashmir
彼女の十八番、多重録音を駆使した多彩な演目。自家薬籠中の手慣れた技法には、かつての冒険は見当たらない。
さらなる円熟へ向かうか、あるいは、
難しいものだ。
おかしな言い方だけど、音楽にはジャンルごとにスタイルがある、上手く収めないとどれも当て嵌まらない、模倣に堕してしまう危険への挑戦なのか。モノローグだけが続く。
MICHAEL NYMAN & MOTION TRIO
マイケル・ナイマンのメロディをアコーディオン・トリオと。
トロンボーンとピアノが加わる。心理的に、シンセよりも不思議な感興がある。
弦楽器や木管楽器の艶が失せた分いつもの英国的な響きではない、平坦で断固とした暴力的とも呼べる表情が加わり、そうしてある種の音色を削ぐことで却って、作曲家自身もお気に入りの例のテーマ曲をザラッと弾くあたりに、こうした表情を演奏が出来るし、してしまうことに、作曲家の円熟と余裕を感じるのは私だけか。In Re Don Giovanniに始まって、ボコボコとジグソーパズルのピースが沸き上がるような愉快さがある。
PHILIP GLASS
SONGS FROM LIQUID DAYS
もう有名すぎて知らぬ者もないだろう、ローリー・アンダーソン、デヴィッド・バーン、ポール・サイモン、スザンヌ・ヴェガの詞による歌曲集(?)。
米国風ミニマル全開(?)といった、打ち込みもあり、「コヤニスカッツィ」を思い出す。交響曲ネタは既にここに出揃ってる感がある。
DESTINATIONS
ORCHESTRAL WORKS FROM LATIN AMERICAN COMPOSERS
スティールドラムなどソロ楽器の音色が楽しいモラヴィア(ピアソラのみスロヴァキア)のオケによるラテン・プログラム。
ラテンの陽気さは、やはり地元の訛りみたいなものなのだろう。タンゴの揺らぎはもっと艶っぽくあるべきだし。(または演奏側は新しい刺激として欲してるらしいので、内的欲求として演奏されるのでないので)新古典主義以降のゲンダイオンガクに聞こえるナンバーを少し聞く、と他に、タイトルのような、夕べの語らいを想わせるノスタルジー溢れた曲が続く(のは、あるいは都会的に洒落た音楽を演じたいけれど米国風は嫌なのだろう。その内に旧スペイン領詣で、でもしてみよう)。
終曲は鉄道ネタだろうか。乗物ネタをいま書くなら何だろう?
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サキソフォン四重奏
DEUTSCHER MUSIKWETTBEWERB・WINNER 2008
sonic.art Saxophonquartett
両腕で抱き締められる眺望であるかのような錯覚を憶える、立体的な音の堆積であるかのような、
cool rhythm
clair-obscur
Siegfried Matthus : Phantastische Zaubertraume
エンデ『果てしない物語』に触発された連作。かつての東ドイツの現代音楽らしさよりも田舎としてのドイツ音楽を聞かせてくれるように思え、何故か、その方がホッとするし巧いと思う。
Bob Mintzer : Rhythm of Americas
ジャズ・サックス・プレーヤーによるクラシック・ナンバー。どちらかと言うとオーストリア風じゃないかと思う。
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Comments
KATE PRICE
the isle of dreaming
アイルランド風というのはウソ。インド打楽器を取り入れ、ジプシーの起源がエジプトであることを強烈に思い起こさせる。
Posted by: katute | 2010.08.02 at 12:08 PM