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2010.12.27

読書メモ: スチュアート・ブランド『メディアラボ』

今に思えば『ビーイング・デジタル』は家電芸人の基礎知識みたいだ。
話芸のジャンルとして専門知識を噛み砕いて知らせるというのもアリだろう。ツイッターなどSNSを読み続けるのも根気が要ることだし。

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本書が翻訳されてから日本語環境が変わったこともありアップデートが必要(脱字が多い)。
その際、当時は見過ごされていたか注目されなかった事象が今日では重要な意味を持つようになっているので、それらに関心を払うべきだろう。

劈頭ランダムに並べられた雑多なイメージは続く章の中でショートフィルムのようにシークエンスが披露されカタログを覗くような趣があるが、やはり細切れな情報であり統合されない。著者のジャーナリストとしての振舞いが実に見事な質問を投げ掛けておきながら。
それらは、警句に満ちているがヴィジョンは描けていないのかも。

しかし、それらに現実が追い付き実現したものが並んでいるのは間違いなく、「第十一章
ブロードキャッチの政治学」の前に、グーグルもアマゾンも予言されブログやフェイスブックさえも並んでるように見受けられる。情報はフリーになりたがる。

考えてみたいのは、この本を現在の高校生が抵抗なく受け入れられるか、ということ。そのための前提条件に何が必要か。

情報を伝達する/情報を受容する。
行為と手順。知識(経験)の書き替え。

世間に溢れるアイコンの由来がある程度わかった。そして、それを使ってる連中の教条主義的無能さを。だから、日本が開発競争で負けてしまう理由を。

全方位の知識と情報を身に付けて議論を戦わす、それこそ教育で望むべきことだろう。ギリシア・ローマ時代に戻るとしても。

互いに情報を補完し合う。もちろん視点が異なるので当時の情勢や担当者の名前がそれぞれにパズルのピースのように出てくる。他にもあるがめぼしい所で、


ランド研究所



プロファイリング・ビジネス



犯罪商社.COM

』(犯罪行為を助長する環境が便利になって、経済的欲求から簡単に境界を越えてしまうことが指摘されるが、権利侵害については具体例が乏しい。)
産業スパイ』(原題は「パクリ」なんだが。。。冷戦期の取材整理、理由を尋ねることはせず事象だけを並べてる感がある。後半はスパイではないが権利侵害について『犯罪商社.COM』を補う。情報は古くなってしまったはずだが、対象認識は変わっていないらしく一度押された烙印は拭えていない。また新潮選書1988年版には翻訳に数ヶ所の誤りが見受けられ、産業知識を並べる著書なので改めるべき)


秘密の国 オフショア



NHKスペシャル マネー革命

』3巻

これは読んでおくと想定された世界の奥行が違ってくるだろう。


テヘランでロリータを読む

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